| | 子宮卵管造影検査では、検査の時期が一番重要です。検査に最も適し
た時期は月経が終わった直後で、血液中のエストロゲンがまだ少なく子
宮内膜が薄い時です。28日周期の方では月経開始日から5.6,7,8,9日目ま
でぐらい。その時期を過ぎると、エストロゲンが多くなり子宮内膜が厚
くなります。(正確な理由は判りませんが)内膜が厚くなった時期に(経膣
超音波や卵管造影検査などで)子宮に刺激を与えると、子宮の筋肉が収縮
して、子宮内膜が波打って見える事が時々あります。そのような時は子
宮筋が収縮し、卵管孔が閉じていますので、検査をしても卵管は造影さ
れません。その様な時は(同じ日ではなく)翌月に再度検査をすると、卵
管の通過が認められる事が多いのです。
もちろん、卵管が本当につまっていて、造影されない可能性もありま
す。
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