はじめまして。
現在、妊娠１１週に入りました。
妊娠判明前にエステではなく、医療機関でのレーザー脱毛（脇・ひざ下
）の
脱毛を始めたのですが、今後、妊娠中のレーザー脱毛を継続しても
大丈夫でしょうか？
そちらの先生によると、妊娠中も問題ないと伺ったのですが、産婦人科
医の先生の見解はいかがでしょうか？
次の検診までに日にちがありますので、こちらでご質問させていただき
ました。
よろしくお願いします。

　当院では「レーザー脱毛」に関しての知識も経験もありません。下記
のHPでは「妊娠中の脱毛治療は、治療後の色素沈着(シミやソバカスが目
立つ事など)が妊娠によるものかレーザー治療によるものか後日問題にな
る」のを避けるために妊娠中は中止しているようです。
http://r-datsumou.seesaa.net/category/1154918-1.html

初めまして。この度長年(18年)悩んでおりますニキビの件でご相談させ
て頂きます。ずっと皮膚科で処方されたミノマイシンにて治療しており
ましたが、最近では効き目がなくなってきましたし、ガンジタに何度か
なったのでその他の治療を探しております。色々と調べていくと婦人科
系での問題でもニキビができ、ピルにてホルモンバランスを整えて治療
出来ることを知りました。私は生理不順もありますし、かなりのオイリ
ー肌ですので多嚢胞性卵巣症候群などの婦人科のホルモン異常が原因な
のでは・・と気になり出しました。診察にお伺いしたいと思っておりま
すが、その際の診察は生理前、後が良いとかありますか？またピルを処
方するには何が基準となるのでしょうか？(血液検査等）あと何か月分か
の基礎体温を計ったデーター等も診察に必要でしょうか？お忙しいとこ
ろ申し訳ございませんが、どうぞ宜しくお願いいたします。

　1）生理不順を診察するのであれば、生理が終わる前後が診察に最適で
す。子宮内膜や卵巣の状態も観察できますし、必要であれば採血も出来
ます。2）多嚢胞性卵巣症候群などの排卵障害がるとニキビの原因になる
事がります。3）ピルでニキビが減る方が多いですが、時々ピルに入って
いる黄体ホルモンの影響でニキビが増える事もあります。4）受診の時に
基礎体温があれば役立つと思います。5）当院では妊娠希望のない方のニ
キビの治療にはビブラマイシンの少量長期投与や低容量ピル療法を行っ
ています。

お忙しいところお返事ありがとうございました。抗生物質を長い間服用
してきて効き目がなくなってきたのと副作用に悩んでいるのでピルにと
ても興味があります。マーベロンはアンドロゲン作用が低く、そのため
脂性肌やニキビが改善されると聞きましたが、マーベロンはお取り扱い
されていますか？私はとても油性肌で顔はもちろんですが胸・背中にも
小さなニキビが沢山できるので、男性ホルモンが多いせいではないかと
思ってます。宜しくお願いいたします。

　昨日は忙しく返事が出来ませんでした。「マーベロン」はあります。
ピル(経口避妊薬に入っている黄体ホルモンは、1)ノルエチステロン、2
)レボノルゲストレル、3)デソゲストレル、の3種類のうちのひとつです
。マーベロンには「デソゲストレル」という黄体ホルモンが入っていま
す。他のピルの黄体ホルモンと比較して男性ホルモン作用が弱いと発表
されましたが、実情ではそれほど違いはないという報告もあります。今
までピルを処方した経験によれば、短期に出現するピルの副作用(にきび
・不正出血・吐気や嘔吐など)は各人と黄体ホルモンの相性によるものだ
と考えます。「1)でニキビがでたが2)では出なかった」、「1)では不正
出血、2)では吐気、3)は何もなかった」など個人差の方が強いようです
。

ご丁寧に教えて下さりありがとうございました。
実を言いますと、私は今海外(イギリス)に住んでおります。夏に帰国予
定ですのでその際に検診にお伺いしようと思っております。こちらでの
病院では血液検査もなしで(問診のみ）でピルを処方されるので正直不安
です。まだ処方はされていませんが、ニキビ治療に良いのはDIANTTEだと
薦められました。インターネットで調べたところ、日本ではまだ扱いが
ないようですし、日本人には強過ぎるのではないか・・・と躊躇してい
ます。人それぞれの体質で影響も違うようなので、やはりきちんと血液
検査等をした上でピルを選んだ方がよさそうですね。帰国は2週間と短い
のですが、その間で基本的な検査や薬の処方等間に合いますでしょうか
？何度も申し訳ございませんが、アドバイスお願いいたします。

　月末〜月初めは事務仕事で忙しくなり返事が遅れがちになります。ス
ミマセン。「にきび」の原因の多くは、1）毛嚢の脂腺の分泌過剰とニキ
ビ菌(アクネ桿菌)の相乗作用によるものです。2）排卵障害がある一部の
女性では(女性ホルモン=エストロゲンの前駆物質である男性ホルモン=テ
ストステロンが高くなり)ニキビが出来やすくなります。3）また体質や
遺伝によって出来やすい方もいます。当院でもニキビの治療をしていま
すが8割以上の方の皮膚が綺麗になっています。「ピル」は2)のタイプの
女性のニキビに効果的です。「ピル」でニキビが改善しない場合は1)や
3)のタイプのニキビと考えて、テトラサイクリン系の抗生剤の低量長期
投与を行います。通常では1〜2月でニキビが減少し6ヶ月ぐらいで消えま
すが、中止するとすぐに再発しますので、ニキビが消えた後も3〜6ヶ月
間は服用を続けます。テトラサイクリン系の抗生剤はニキビ菌に対して
殺菌作用(菌を殺す)ではなく静菌作用(菌の発育を抑制する)なので、自
己の白血球などが菌を処理しないと菌が消えないからです。また、治療
中は脂類の摂取を控えることも重要です。抗生剤の内服中でもピーナッ
ツやケーキを多く食べるとニキビが出来ます。イギリスでは「フィッシ
ュフライ」を食べ過ぎてはいませんか。