お忙しいところ大変申し訳ありませんが、教えていただけたら嬉しいで
す。

基礎体温をつけているのですが、高温期のカウントの仕方がわかりませ
ん。
不妊の本などを読むと、１４日間が理想とあるのですが。
排卵した日から数えるのでしょうか？それとも、体温が上がった日から
数えるのでしょうか？

私は、排卵チェッカーで反応していて、多分、排卵痛も感じています。
でも、排卵しただろう日から、数日（遅い時は２〜３日後）経ってから
でないと、体温があがりません。
生理前は、２日前位から少しずつ下降します。
なので、体温が高い期間だとすると、９〜１０日しか無い事になります
。
排卵した日から生理までのカウントで良いのであれば、短い時で１２日
、１４日の周期もあります。

私の場合、高温期が短いのでしょうか？
やっぱり、病院に通って、治療を受けるべきでしょうか？

よろしくお願いします。

　月経周期から考えると高温期=黄体期の事です。黄体期は排卵から月経
開始の前日までの期間となり14日間あればOKでしょう。排卵の日は超音
波検査で確認して12〜24時間の誤差で判りますが、排卵の自覚や基礎体
温での体温が下がった日では、排卵がその当日の事もありますが、多く
の場合は1〜2日、最大3日ぐらいずれている事があります。
　黄体機能不全の診断項目の中には「高温期の長さが12日未満」のいう
のがあり(その他には、排卵後7日目のE2とPが低い、子宮内膜が薄い、な
ど)ます。高温期の長さが9〜10日という事に関しては、これにあてはま
りますので、黄体機能不全と診断されます。
　受診して検査や治療を受けるかどうかは、現在の年齢、不妊の期間、
通院の簡便性などを考えて決めると良いでしょう。
　No[724]のさのウィメンズクリニックからの[返信]も読んでみて下さい
。

お忙しい中申し訳ありません。
どうしても気になり投稿しました。タイミング法で
妊娠に向けて先生のアドバイス通りに頑張っています。
ところで、ルテジオンというお薬なのですが、妊娠の可能性が
あるかもしれないときに服用してもよいのでしょうか？
ルテジオンについて調べてみると、妊娠初期に服用するのは
良くないとよくあります。着床しやすい為のお薬と聞いてますが
もしも赤ちゃんが出来ていたら何か赤ちゃんに支障があったり
しないでしょうか？すみません、少し心配で。もしよろしければ
ご返答を宜しくお願い致します。

1）ルテジオン錠は「酢酸クロルマジノン」という合成黄体ホルモンの入
った混合ホルモンです。
2）一般的な排卵後の黄体機能の補充(=刺激)療法には、1）注射療法と2
）内服療法とがあります。1）の「hCGの注射療法」では、排卵後の1週間
に2〜3回、hCGを筋肉注射するので、通院回数が増える卵巣が腫れる、な
どの欠点があります。「天然型黄体ホルモン(オオホルミンルテウム)の
注射療法」では、排卵後毎日の注射が必要です。2）の内服療法には、a
)デュファストン錠などの合成黄体ホルモンやb)プラノバール錠やルテジ
オン錠などの混合ホルモン(=合成エストロゲンと合成黄体ホルモンが同
時に入っている)を服用します。合成黄体ホルモン療法の場合は、一部の
種類(ヒスロン錠など)が男性化作用を持つために、妊娠初期(妊娠6週〜
10週ごろ)に服用すると女児の性器発現に影響がでる可能性があり注意が
必要です。ルテジオン錠に入っている「酢酸クロルマジノン」は最も天
然型に近い合成黄体ホルモンで、排卵後の2週間以内(妊娠していたとす
ると妊娠2〜4週未満)では、胎児に影響を与えず、安全であると考えてい
ます。月経周期の調整のため、予定月経を過ぎて服用する場合も稀にあ
りますが、その時は排卵から2週目(妊娠4週)に妊娠反応をして陰性(-)を
確認して服用を続けます。
3）ルテジオン錠には合成エストロゲンとしてメストラノールという合成
卵胞ホルモン(エストロゲン)が入っていますが、これも妊娠4週未満であ
れば安全と考えています。

とてもよく分かりました。
そして安心しました。ご返答どうもありがとうございました。