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Re: No.[884]
投稿者:さのウィメンズクリニック 投稿時間:2011/06/24 [金曜日] 17:20:40
 乳汁に移行する分は薬剤のごく一部ですから、少量の薬剤の使用や短
期間の使用であれば問題になることはないと考えます。大量に使うこと
はないと思いますが、長期間の使用であれば影響がでる可能性がありま
すので、注意が必要です。
 
 話は変わりますが、育児と免疫の話を少ししましょう。赤ちゃんは生
まれる前に胎盤を通して母親の血液中の免疫抗体をたくさんもらってい
ます。この抗体は約6ヶ月ぐらいしてなくなりますが、胎外に出た赤ちゃ
んのウイルス感染を防御しています。その後の赤ちゃんは、自分で抗体
を作ってウイルスや細菌から自分を守る必要があります。胎外にはあら
ゆる病原体がいます。赤ちゃんはそれらのすべてに抗体を持つ必要があ
るのです。抗体を作るためには、赤ちゃん自身がウイルスや細菌に感染
しなくてはなりません。つまり病気に罹る必要があるのです(予防接種も
重要)。共同の育児環境(保育園など)では、幼児はより多くの病原菌にさ
らされます。つまり、すぐに熱を出したりおう吐下痢などをします。多
くの幼児が最初の1〜2年でほとんどの病原菌に感染します。熱などの症
状が出る場合もあれば、感染しても自分ですぐに病原菌をやっつけ症状
がでない場合もあります。そうして幼稚園や小学校に上がるこるには、
多くの病原菌に対して免疫を持ち一般的な病気に罹らなくなっています
。自宅で親と二人で過ごした幼児はどうでしょう。当然ですが感染の機
会が少ないので、熱は出さないしおう吐下痢も少なく一見元気に見えま
す。しかし幼稚園に行きだすと、他の子供は元気なのにその子だけが、
熱をだしてお休みをします。自宅から直接小学校に上がる子供は、1〜2
年の間に、頻繁に熱を出して学校を休みますので、当然友達が少なく学
業も遅れるかも知れません。お子さんが熱を出すと親は大変なのですが
、かかりつけの小児科を作って、病気に罹りながら元気に育って行くこ
とも重要だと思っています。また機会があれば、積極的に予防接種を利
用しましょう。



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