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Re: No.[692]
投稿者:さのウィメンズクリニック 投稿時間:2009/01/13 [火曜日] 08:55:23
 卵胞の形は正球ではなく、卵球です。そのため、超音波の角度(=球の
断面)によって、正円に見えたり、楕円に見えたりします。学会では「卵
胞の大きさを、互いに直行する3方向の長さを測定し、その平均の長さと
する」ように指導しています。しかし3方向の測定には時間がかかり面倒
な事です。それに、一方向や2方向だけ測定して判断しても、実際の外来
での卵胞の発育状態の判断には支障はなく、当院でも1方向または2方向
しか測定しません。
 排卵直前の卵胞径3方向の平均値は、自然周期で18〜20mm、クロミッド
周期で23〜27mmが多いとの報告があります。hCGで排卵を起こす場合は自
然周期やhMG周期で18〜20mm、クロミッド周期で20mm超でしょう。ただし
、16mmを越すと排卵し妊娠する可能性があるとの報告が多く、多胎妊娠
の予防として利用しています。



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