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Re: No.[478]
投稿者:さのウィメンズクリニック 投稿時間:2007/05/14 [月曜日] 18:07:21
 卵管の炎症は、1)上行性感染(膣炎->子宮内膜炎->卵管炎)で発症する
場合と、2)睡眠不足や疲労などによる抵抗力(=免疫力)の低下によって
潜伏していた炎症や慢性炎症が再燃する場合の2通りがあります。1)で
は膣内から起炎菌(原因となる細菌やクラミジアなど)を推測して有効な
抗生剤の服用で治癒しますが、2)の場合は膣内に菌がいないため、起炎
菌を調べるのが困難で(嫌気性菌による事が多いと言われている)、抗生
剤が効きにくかったり、治療に時間がかかったりします。体力(免疫力)
が低下すると治りにくくしばしば再燃します。抗生物質やフラジール錠
の内服が有効な事があります。重要なのは十分に休養し睡眠時間を増や
す事でしょう。漢方薬については知識がありません。



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