掲示板


[返信する記事] 削除パスワード:
Re: No.[462]
投稿者:さのウィメンズクリニック 投稿時間:2007/04/19 [木曜日] 14:03:37
 通常の月経周期では、卵胞ホルモンによって子宮内膜が厚くなり、排
卵によってできた黄体ホルモンによって黄体期(分泌期)の内膜が形成さ
れ、その後、黄体が縮小して黄体ホルモンが低下する事によって子宮内
膜が剥がれて生理(=月経=消退出血)となります。
1)デュファストンは黄体ホルモンです。卵巣がある程度働いて卵胞ホル
モン(エストロゲン)が分泌され子宮内膜が厚くなっていないと、デュフ
ァストン(黄体ホルモン剤)を服用しても生理は来ません。
2)プレマリン錠(エストロゲン製剤)とルトラール錠(黄体ホルモン)で生
理が来たので、排卵障害の程度がかなり強い(2度無月経)状態です(その
ためにクロミッドが効かない!)。
3)クロミッドを内服した後の超音波検査である程度の卵胞発育(径12〜
15mmぐらい)があるとフェルチノームP(FSH単独)の筋注で卵胞発育が容易
に起きますが、径10mm以下だとフェルチノームPの量を増やすか/LHを混
合した排卵誘発剤を使う必要があります。
4)ただし、排卵誘発剤の量を増やすと、卵(卵胞)が数多くできて、排卵
後に腫れたり(卵巣過剰刺激症候群)、多胎妊娠のリスクが高くなったり
、と要注意です。
5)排卵障害の原因は何でしょうか。LH・FSH・プロラクチンの採血の値
を知っていたら教えて下さい。



お名前:
メール:
URL:
タイトル:
コメント:
削除パスワード:半角英数4文字以上
文字色: