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Re: No.[1640]
投稿者:さのウィメンズクリニック(内田) 投稿時間:2026/06/17 [水曜日] 08:37:33
女性側の不妊症の原因の25〜35%は卵管因子と言われていますので、卵
管の評価を行うことはその後の不妊治療の方針を決定する上で大きな意
味があります(タイミング指導や人工授精を続けることができるのか、
体外受精にステップアップすることが望ましいのか、あるいは手術を検
討すべきか、等)。油性の造影剤は水性の造影剤に比べて、検査時、検
査後の痛みが少なく、検査後の妊娠率が上昇することもわかっており、
ヨードアレルギーがない方には大変有用です。もともと甲状腺機能異常
がある方では検査後の母体の甲状腺機能や新生児に影響があったという
報告もありますが、ガイドラインで言及されるほどの報告数ではなく、
そもそも甲状腺機能が正常な方では心配する必要はないと考えます。
もう1点、クロミッドに関してですが、クロミッドを内服した周期は必
ず卵胞の発育の程度を超音波検査で観察するはずです。複数個の卵胞が
排卵しそうな発育を認める場合は、タイミングをとらないことで多胎妊
娠を防ぐことができます。
年齢が高くなると妊娠しにくくなるだけでなく妊娠中や分娩時の合併症
も増えますので、早めの検査と治療をお勧めいたします。



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