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Re: No.[1427]
投稿者:さのウィメンズクリニック 投稿時間:2022/12/06 [火曜日] 07:52:16
(1)子宮内膜症の治療薬が関係している可能性があります。子宮内膜
症の治療薬には、A)LEP療法(混合ホルモン療法)、B)プロゲスチン療
法(黄体ホルモン単独療法)、C)GnRHアゴニスト療法、などです。上記
の中の(C)GnRHアゴニスト療法は偽閉経両方とも呼ばれエストロゲン(
女性ホルモン)の分泌が無くなりますので、膣が萎縮し小さくなって性
行為に支障が出ます。また、プロゲスチン療法の中のジィエノゲスト嬢
もGnRHアゴニスト療法ほどではありませんがエストロゲンを低下させ膣
の萎縮を起こす場合もあります。
(2)その他として考えられる事は、女性の年齢です。処女膜は10才
台後半から20才台前半までは柔らかくsex によってよく伸びて拡がり
ますが、30才を過ぎると硬くなって拡びが悪くなり、無理に広げると
痛みを感じます。ヒトの処女膜には何故か痛みの神経が沢山あるのです
。
 (1)の場合のみで年齢の要素が無いのであれば、薬物療法の変更で
対応可能かも知れません、(2)の場合であれば、局所麻酔薬のゼリー
を膣に塗ってプロテーゼ(ダイレーター)の使用、や手術(輪状処女膜
切除術)があります。(3)ゼリーを塗って二人で協力して少しづつ広
げることで解決する場合もあります。



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